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カツオ「父さん、DNA鑑定したいから髪の毛一本くれない?」 本格派シューティングテイストMMORPG

このSSの漫画化・イラスト化してくれる方大募集中! お絵かき投稿はコチラ!

1 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:25:06.37 ID:yuHWVVkM0
カツオ「その生意気な真ん中の髪でいいからさ〜。」

波平「何を言い出すんだカツオ!!?
   これを失ったらわしはわしでなくなるんじゃ!!!
   お前は一家の主に死ねと言うのか!!!?」

カツオ「大袈裟だな〜。」

波平「やらん!!!!
    この髪はわしの命に代えても渡さんぞ!!!!」

カツオ「チェ・・・・・・ケチ。」



        合コンコンパサイトがヤバすぎw無料エロ動画はコチラ不景気だからこそ稼ぎ時!
4 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:26:18.66 ID:yuHWVVkM0
〜カツオ・ワカメの部屋〜

ワカメ「お兄ちゃん、さっきはなんでお父さんにあんなこと言ってたの?
    お父さんカンカンだったよ?」

カツオ「だってよく考えてみろよワカメ・・・。
    父さんはもう54歳で母さんは48歳だぞ?母さんが僕を生んだのが37歳のときでお前を生んだのが39歳の時だぞ?
    この高齢出産を不自然だと思わないか?
    もう髪の毛が瀕死状態の父さんが39歳のおばさんとHするなんておかしいを通り越して気持ちが悪いよ!!」

ワカメ「確かに・・・・。授業参観の時でもよく先生に『おっ!磯野の所はおばあちゃんが来てくれたのか!』って言われるもん。
    その度にドモホルンリンクルの注文用紙を取り寄せて無駄なあがきを始めるのよ。」

カツオ「そうだろ?
    そこで僕は考えたんだ。いいかワカメ?
    ・・・・・・僕たちの本当のお父さんは別にいるんだよ!!!」


5 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:27:18.53 ID:yuHWVVkM0
ワカメ「な、なんですって〜!!!!?」

カツオ「わざとらしいリアクションありがとう。
    だがそう考えないとセックスというものは成り立たないと思うんだよ。
    想像してみろよ・・・・。お前今ここで45歳のオッサンとHしろって言われたとして、できるか!?」

ワカメ「ん〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!
    っ・・・ハァハァハァハァ・・・・・考えただけで身の毛もよだつわ!!!!」

カツオ「だろ?
    もうお前のその反応が揺るぎない証拠だ。母さんは別の男とセックスして僕たちを生んだんだ!!!
    そして父さんはアホだからその事に未だに気が付いていないのだ!!!
    探すぞワカメ!!!僕たちの本当のお父さんを!!!!」

ワカメ「かっこいいわお兄ちゃん!!!
    やりましょう!!!私たちの手で両親の寝室の真実を明らかにしましょう!!!」


6 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:29:45.60 ID:yuHWVVkM0
〜学校〜

カツオ「・・・・ていうやりとりが昨日あったんだよ。」

中島「へ〜なかなか興味深い話じゃないか。
   確かに磯野の親については僕も以前から不思議に思っていたよ。磯野のお姉さんが27歳で磯野が11歳だろ?
   その16年の間に一体何があったのか、僕の探究心は常にその一点に惹かれていたよ。」

カツオ「昨日その後試しに39歳の頃をイメージした母さんとセックスする様子を想像してみたんだ。
    そしたらチンコが萎えるのを通り越して一気に消滅したんだよ。」

中島「大丈夫か磯野?」

カツオ「今はソーセージが代わりを担っているから問題ないよ。
    ・・・・とまぁそういうことだ。僕はこれから実の父親を探すことに決めたんだ!!!」

中島「いいぞ磯野!!何か力になれることがあったらなんでも言ってくれよ!!
   俺でよかったらいつでも協力するぜ!!!」

カツオ「悪いな中島。さっそくで悪いんだけど捜索費用100万円を貸してくれないか?」

中島「は?冗談は親だけにしてくれよ。」


7 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:33:44.21 ID:yuHWVVkM0
〜下校中〜

ダッダッ!!

花沢「い〜そ〜の〜君!!」

カツオ「(ビクッ!!)
    あぁ花沢さんか・・・・。どこのカバが逃げ出したのかと思ったよ。
    で、何か用?」

花沢「なんか昼間中島君と面白そうな話をしてたじゃない!!!
   私も混ぜてよ〜!!!!」

カツオ「え・・・・・。なんか嫌だな〜・・・。
    面白そうな事には見境なく首を突っ込むその野次馬根性は僕の気分を現在進行形で大いに害しているよ。」


9 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:34:50.99 ID:yuHWVVkM0
花沢「うだうだ言ってんじゃないわよ!!!
   ここで全部脱ぐわよ!!!」

カツオ「ひっ!!!!それだけはやめてくれよ!!!!
    そんな粗末なもん見たら失明になること必至だ!!!勘弁してくれよ!!!」

花沢「じゃあ教えなさい!!!」

カツオ「うぅ・・・・・わかったよ・・・・。
    実は・・・・・・(ゴニュゴニュ)」

花沢「えぇっ!!!?なんですって!!!?
   磯野君のお父さんは髪の毛を抜かれると死んじゃうの!!!?」

カツオ「・・・・・そんなことは言ってないけど・・・・まぁいいか。」


10 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:36:10.30 ID:yuHWVVkM0
〜磯野家〜

カツオ「ただいま〜」

サザエ「あら、おかえりカツオ。相変わらず将来性に乏しい顔してるわね。
     まぁプリンでも食べて落ち着きなさい。」

カツオ「そっちこそ独創性が溢れすぎて人生独走状態のその髪型どうにかしたら?」

サザエ「・・・・・・・ふっ(ニコリ)」

カツオ「・・・・・・・・へへっ(ニヤッ)」


12 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:38:18.52 ID:yuHWVVkM0
〜居間〜

タラオ「あっ、カツオ兄ちゃんが帰ってきたです。給食食べるために学校に行っているに等しいカツオ兄ちゃんが帰ってきたです〜♪」

カツオ「うるさいな、ニートの癖に。」

フネ「おかえりカツオ。学校は楽しかったかい?」

カツオ「うん、まぁね。プール横にあんな覗きスポットがあるなんて盲点だったよ。」

フネ「そうかい。そいつは良かったね〜。」


13 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:39:22.06 ID:yuHWVVkM0
カツオ「・・・・さ〜てと・・・・。
    まずはお父さんの私物でも漁るかな・・・。何か本当のお父さんのヒントが見つかるかもしれない。」

テクテクテクテク

〜波平・フネの部屋〜

カツオ「父さんのプライベートな私物は確か押し入れの奥に入っていたはずだ。
    以前叱られて押し入れに閉じ込められた時に【わしのプライバシー】と書かれた箱があったから間違いないだろう。」

ガサゴソ
・・・
ガサゴソ

カツオ「・・・おっ。あったあったwww
    一体あの年でどんなプライバシーがあるのやら・・・。」

ビリッビリッ

カツオ「え〜と・・・・。このアルバムを見てみるか。
    姉さんがまだ幼稚園の頃の写真にOLの盗撮写真に社長と愛人の密会写真。
    落ち武者が駅のホームに落ちかけてる心霊写真・・・・・・別段変った写真は無いようだな。
    ・・・・ん?この写真は・・・・・・・・・・・若い女性と覆面をしている男の密会写真・・・・?結構古い写真だな。
    ・・・・・・・・なんだこれ?」


18 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:43:11.36 ID:yuHWVVkM0
ー夕食ー
〜居間〜

マスオ「(ゴキュゴキュゴキュ・・・・)・・・・っ・・・ぷは〜!!!!
    仕事が終わってから飲むビールは最高ですね〜!!!!ねぇお義父さん!!」

波平「うむ!!これぞまさにドーピングだ!!」

タマ(意味わかんねぇよ・・・・)

フネ「ほらほらお父さん、熱々の冷ややっこが出来上がりましたよ。」

波平「ほほぉ、おいしそうじゃないか。それではいただきマスオ君じゃ♪」

マスオ「ギャ〜ハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!!!
    お義父さんそのギャグ最高ですね〜♪」


21 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:44:23.73 ID:yuHWVVkM0
ワカメ「今日はなんかみんな機嫌がいいわね〜。ねぇお兄ちゃん。
    ・・・・・・・・お兄ちゃん?」

サザエ「どうしたのカツオ?元気無いわね〜。」

カツオ「・・・・うん?そうかな・・・・。僕は至って普通だけど・・・。」

サザエ「あんたは普段が普通じゃないから、たまに普通にしてるとかえって気味が悪いのよ。」

タラオ「ママひどいです!!いくら本当のことでも言っていい事と悪いことがあるです!!!」

カツオ「・・・ごちそうさま・・・」


24 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:46:20.38 ID:yuHWVVkM0
〜カツオ・ワカメの部屋〜

カツオ「(ゴロン)
    (・・・・・・あの写真なんだったんだろ・・・・・。)」

ガラガラ

ワカメ「あ〜お腹いっぱい食べちゃった。これで私はメタボにまた一歩近づいてしまったわけね・・・。
    お兄ちゃんどうしたの?そんなおしっこを我慢してたら代わりにウンチが出ちゃった時のような顔して。」

カツオ「わかりづらいよ・・・・。
    別になんでもないよ。今日もお前はパンツ丸出しのまま生活してたんだなと思うと切なくもなるさ。」

ワカメ「私だってこんな短いスカート穿きたくて穿いてるわけじゃないわよ!!
    ・・・でもなんでだろ?なんでお母さんは私にこんなものしか買ってきてくれないんだろ?」

カツオ「お前があまりにも色気が無いから無理やりにでも色っぽくさせてあげようという母さんの心づかいに決まってるじゃないか。」

ワカメ「でも全部よ?スカート全部丈が短いのよ?もう嫌になっちゃう・・・。」


26 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:47:50.96 ID:yuHWVVkM0
カツオ「諦めろよワカメ。所詮僕たちはそういう星の下に生まれてきたんだ。
    早く本当の父さんを見つけて母さんを正気に戻してやらないと。」

ワカメ「・・・そのことなんだけど、私たちが仮に父さんの子供じゃなかったとしたらお姉ちゃんはどうなるの?」

カツオ「姉さん?姉さんはまだ二人が繁殖期真っ只中の時にできた子なんだから本物の親子に決まってるじゃないか。」

ワカメ「そういう事になるのね・・・。なんかそれって寂しいね。」

カツオ「・・・・・・・うん・・・・まぁね・・・。」


31 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:51:44.98 ID:yuHWVVkM0
ー翌日ー
〜学校〜

中島「よぉ磯野。相変わらず古き良き時代を象徴する見事なまでの坊主頭だな。」

カツオ「あぁ中島か。お前も相変わらずタラちゃんと同じ髪型してるな。」

中島「それで?お前の親子についての捜査に進展はあったのか?」

カツオ「ん〜。全然だね。流石に親本人に聞くわけにもいかないしさ〜。」

中島「そうか。そりゃそうだよな。まぁ焦らずにやれよ。
   血の繋がりがどうであれ、お前たちは今までと同じ、家族なんだから。」

カツオ「・・・ありがとう中島。今のはメガネをかけているに値する言葉だよ。」


33 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:53:09.49 ID:yuHWVVkM0
ー授業中ー

先生「・・・・・・・であるからして、聖徳太子はヒトラーとのダブルスで破竹の4連覇を果たすことになるのだが・・・・・・」

カツオ(・・・・今日帰ったら姉さんに父さんと母さんのことについて聞いてみようかな・・・。
    姉さんなら真実を知っているかもしれない。)

先生「こら磯野!!真面目な顔をするな!!お前がそんな顔をしてると腹が立つ!!!廊下に立ってなさい!!!」


38 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:55:54.64 ID:yuHWVVkM0
〜磯野家〜

ガラガラ
カツオ「ただいま〜」

タラオ「お帰りなさいですカツオ兄ちゃん♪今日も学校でしっかりお昼寝してきたですか?」

カツオ「あぁタラちゃん。今日は君のようなニートと話をする気は毛頭無いよ。
    手ごろな幼稚園のパンフレットでも読んで暇を潰していてくれたまえ。」

タラオ「カツオ兄ちゃんの癖して生意気ですね♪」

カツオ「お互い様、だろ?」

タラオ「・・・・・・・・・・ウフフ(ニコニコ)」

カツオ「・・・・・・・・・グフフ(ニヤッ)」


40 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 20:57:36.44 ID:yuHWVVkM0
〜居間〜

カツオ「おっ、今日のおやつはいちご大福か♪」

サザエ「たんとお食べ♪」

カツオ「(モグモグ)珍しいね。姉さんがいちご大福なんか買ってくるなんて」

サザエ「あぁ、なんかわけありで99%offだったから買ってきたのよ。1円よ?得しちゃったわ♪」

カツオ「(・・・ゴクン)・・・・・・そういうの食べてから言うのやめてくれる?
    そう言えばなんで姉さんはいちご大福が嫌いなの?」

サザエ「え?なんでって・・・。別に大した理由じゃないわよ。
    昔私が小さかった時に父さんがよく買ってきてくれたのよ。
    でもある日、父さんが買ってきたいちご大福にはいちごじゃなくていいちこが入っていたの。
    それからはいちご不信に陥って辛い日々が続いたわね・・・・。」

カツオ「ふ〜ん・・・・・。はっきり言ってホントどうでもいいことこの上ないね・・・。」

サザエ「(ムカッ)あんたが聞いたんでしょうが!!!」(ヒュン!!)

ドガッ!
カツオ「ギャフン!!!」


43 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:01:20.89 ID:yuHWVVkM0
〜カツオ・ワカメの部屋〜

カツオ「・・・いてて・・・・。姉さん、いい加減グーで殴るのはやめてほしいよ・・・。」

ガラガラッ!!!!!!!!!
サザエ「中島君が来たわよ!!!!!!!!!!!!」

カツオ「(ビクッ!!!)わ、わかったよ!そんなに怒鳴らないでくれよ!!!」

〜玄関〜

中島「おぅ磯野。野球でもしようぜ♪」

カツオ「今日も野球かよ・・・。
    中島よ。お前は本当に野球でしかアイデンティティーを保てない愚かな生き物だな〜。
    そんなことばっかしてるとお前を守っている守護霊のはっちゃんに愛想をつかされるぜ。」

中島「よくわかんないけど野球やる?」

カツオ「うん、やる。」


45 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:03:50.09 ID:yuHWVVkM0
〜空き地〜

カツオ「(カキ〜ン!!)中島〜〜〜〜!!!!!行ったぞ〜〜〜〜!!!!!」

中島「おう!!!!任せろ磯野〜〜〜〜〜!!!!!」

ダッダッダッ!!!

ヒュ〜〜〜〜〜・・・・・・・・ポト
中島「あ・・・・・・。」

カツオ「何やってんだよ中島〜〜〜!!!!何の変哲もないフェンスギリギリのセンターフライじゃないか〜〜!!!
    ピッチャーのであるお前の守備範囲内だぞ!!!!」

中島「・・・・ハァハァハァハァ・・・!!!!
   ちょっ・・・と待てよ磯野・・・・・・。俺らなんで二人してこんな無茶な野球やってるんだよ・・・・。」

カツオ「お前が僕しか呼んでないからだろうが!!!!!」

中島「・・・ゼーゼーゼーゼー・・・・!!!
   くそっ・・・・やめときゃよかった・・・・。」


47 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:05:47.09 ID:yuHWVVkM0
ー夕方ー
〜河原沿いの道〜

カツオ「・・・あ〜疲れたな・・・・。」

中島「そうだな・・・。
   ん・・・・・・この道は・・・・・。」

カツオ「ん?どうした中島?持病のデジャブか?」

中島「え?いや別に大したことじゃないよ。
   ウチのじいちゃんが言ってたんだけど僕らが生まれるよりももっと昔にこの道で殺された人がいるらしいんだ。」

カツオ「へ〜知らなかったな〜。こんなところで物騒なことも起こるもんだな。」

中島「まだ若い男の人だったらしいけど。まぁそれ以上のことは知らないんだ。
   おっと、じゃあ俺こっちの道だから。じゃあな磯野!!」

カツオ「また明日な中島。」

・・・・・テクテクテクテク・・・・・

カツオ(・・・・・・・・人が殺された・・・・・か・・・・・。)


49 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:08:50.16 ID:yuHWVVkM0
〜磯野家玄関〜

カツオ「ただいま〜」

サザエ「あらお帰りカツオ。・・・・もうまたそんなに泥だらけになって・・・・。
     そんなに天然の泥パックで美しい肌になりたいの!!?
     それは私への挑発と受けとっていいのかしら!!!!?」

カツオ「帰って早々意味不明な事言わないでくれよ・・・・。」

サザエ「あら私としたことが・・・。
     ご飯まだだから先にお風呂入る?」

カツオ「じゃあそうしようかな・・・・・。」


50 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:12:27.52 ID:yuHWVVkM0
〜風呂〜

ザブ〜ン!!
カツオ「・・・・っ・・・・ぷは〜♪いい気持ちだな〜・・・・・。」

ガラガラ

タマ(ん?なんだよ先客がいやがったのか・・・・。
   まぁいい。一緒に入らせてもらうぜ。)

カツオ「どうぞ。」

タマ(・・・どっこいしょ!!
   ・・・・・あぁいい湯だぜ・・・・♪)

カツオ「・・・・・・そう言えばタマってこの家に来てどれぐらい経つの?」

タマ(ん?俺か?そうだな・・・・・。まぁお前が生まれて間もない頃だから10年くらいだな。)

カツオ「結構キャリアあるんだね。」

タマ(まぁな。ちなみにタマという名前は波平がお前の金玉を眺めて付けたと言われている。)

カツオ「・・・・お気の毒に・・・・・。」


53 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:15:19.01 ID:yuHWVVkM0
〜居間〜

サザエ「さぁ今日の夕食は【マグロの漬け物ペペロンチーノ風】【大根の煮物〜地中から愛を込めて〜】【猟奇的な味噌汁】の3品よ♪」

タラオ「さすがママです♪いつ見てもまずそうなご飯しか作らないです♪」

マスオ「(ゴキュゴキュゴキュ・・・・)・・・・っ・・・ぷは〜!!!!
    仕事が終わってから飲むビールは最高ですね〜!!!!ねぇお義父さん!!」

波平「うむ!!これぞまさに不幸中の幸いだ!!」

タマ(だから意味わかんねぇって・・・。)


56 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:19:32.38 ID:yuHWVVkM0
ワカメ「・・・ねえお父さんとお母さん。二人はどこで知り合って結婚したの?」

フネ「急にどうしたんですかワカメ?そんな事改めて聞かれると恥ずかしいじゃない・・・w」

波平「こらワカメ。母さんを辱めるんじゃない。」

サザエ「父さんが母さんをナンパしたのよね〜☆」

波平「こ、こらサザエ!!」


57 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:21:38.64 ID:yuHWVVkM0
サザエ「やだ、父さん照れてるの♪?別にいいじゃない☆
     確か父さんが偶然街で見かけた母さんに一目ぼれして声を掛けたのよね。
     初デートの日なんか父さん白のタキシードに赤い蝶ネクタイなんて付けて行っちゃったのよww
     あの真面目な父さんのあんな姿、思い出すだけで抱腹絶倒だわ♪」

フネ「およしなさいサザエ・・・・・www
   でも確かにあの日のお父さんは微笑ましかったね〜。
   ガチガチに緊張しちゃって待ち合わせの時間よりも1時間早く来てたりしたね〜。
   2時間前に来てた私を見つけた途端苦笑いしてたのをよく覚えているよ。」

波平「や、やめるんじゃ二人とも・・・!!!!
   それ以上わしをいじめないでくれ・・・!!!!」

サザエ「父さんったらなに顔赤くしてんのよ♪
    それがあったから私が生まれたわけだけどもね。まぁ父さんが可哀想だからこの話はこれでおしまい!!」

ワカメ「ふ〜ん・・・・・・。父さんにもそんな青春時代があったんだね・・・・。」

マスオ「初々しいですね〜。」

タラオ「おじいちゃんいい年こいて気持ちが悪いです♪」


カツオ(・・・・・・・・?)


59 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:25:18.43 ID:yuHWVVkM0
〜カツオ・ワカメの部屋〜

ワカメ「お父さんとお母さん、ちゃんと恋愛して結婚してたんだね〜。
    やっぱりお兄ちゃんの考えすぎじゃない?お父さんはやっぱりお父さんだよ♪」

カツオ「どうかな?」

ワカメ「え?どういう意味?」

カツオ「・・・・おやすみ」


60 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:29:15.44 ID:yuHWVVkM0
ー翌日ー
〜縁側〜

カツオ「ふぁ〜ぁあ・・・・・、今日は休みか。」

タマ(ようカツオ。)

カツオ「あぁ、タマ。おはよう。」

タマ(おう。今日は休みみたいだな。またどっか遊びにでも行くのか?)

カツオ「ん?いや、今日は家にいるよ。
    確かめなきゃならないことがあるんだ。」

タマ(なんだそりゃ?)

カツオ「気になるならついておいでよ。きっと驚く事がわかるはずさ。」

タマ(・・・・じゃあそうするかな。)


61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/10/10(金) 21:30:26.45 ID:vjvEqApS0
サザエなぜry


62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/10(金) 21:31:07.27 ID:+kvylfj3O
普通におもろい


63 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:32:16.62 ID:yuHWVVkM0
〜客間の押し入れ〜

ガサゴソ・・・・・ガサゴソ・・・・

カツオ「・・・・・・あっ、あった。」

タマ(なにかと思えばただのアルバムじゃないか・・・。)

カツオ「うん、そうだよ。僕たち家族の写真がたくさん入ってるアルバムさ。」

タマ(それがどうかしたのか?)

カツオ「(ジロジロ)・・・・・・やっぱりね。タマ、こいつを見てみなよ。」


64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/10(金) 21:35:46.95 ID:UZSMI7hn0
おもしろいじゃないか続けたまえ


65 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:35:49.04 ID:yuHWVVkM0
タマ(ん?・・・ただのお前らの家族写真じゃないか。何がおかしいってんだ?)

カツオ「うん、確かに僕たちの写真さ。ただ、ワカメはまだ生まれていないし姉さんはマスオ兄さんと結婚してないしタラちゃんだっていない。」

タマ(・・・うん?別に変じゃないだろ。)

カツオ「別にこの写真がおかしいわけじゃないさ。
    おかしいのは、僕が生まれる以前の写真さ。」

タマ(なんか変な写真でもあるのか?)

カツオ「え〜と・・・・・・このページよりも前が僕が生まれる前の写真みたいだな。
    よく見てみなよ。」


66 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:37:34.04 ID:yuHWVVkM0
タマ(どれどれ・・・・・・・・・・波平とサザエが仲良さそうに写っているだけじゃないか。
   これのどこがおかしいんだ?)

カツオ「他の写真は?」

タマ(他は・・・・・波平とサザエ・・・・・波平とサザエ・・・・これも波平とサザエ・・・・・全部波平とサザエだ・・・・・。
   ・・・・どういうことだこれは?)

カツオ「僕が生まれてからの写真には母さんがちゃんと写っているのにそれ以前の写真には一枚たりとも母さんが写ってないだろ?
    ・・・・・ここからは僕の推測の話であって根拠はない。」

タマ(聞かせてくれ!!)


70 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:43:38.10 ID:yuHWVVkM0
カツオ「あぁ・・・・。あくまで推測だ。
    もしかしたら父さんと母さんは姉さんを生む前後ではなく、僕を生む前後に結婚をしたのかもしれない。
    つまり、父さんは別の女性との間で姉さんを作り、その16年後、母さんと結婚をしたってことさ。」

タマ(・・・・・写真だけでそれは考えすぎじゃないのか?)

カツオ「いや、そう考えると昨夜の姉さんのありえない発言もつじつまがあってくるんだ。」

タマ(サザエの?あの天然パーマなんか言ってたっけ?)

カツオ「あぁ、父さんの初デートに関する話だよ。おかしいと思わなかったか?
    初デートならそれは結婚前の出来事だ。にも関わらずその時の父さんの行動を姉さんが知っているのは不自然だろ?」

タマ(そう言えば確かにそうだ・・・・。)


72 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:46:52.31 ID:yuHWVVkM0
カツオ「父さんと母さんに教えてもらったのだとしてもだ。【思い出す】という言葉を使うのは明らかにおかしい。直に見ていたとしか思えないのさ。
    そう、姉さんが15歳もしくは16歳の時にね。」

タマ(そういうことになるのか・・・・・。
   ってことはお前とワカメの二人とサザエは腹違いの姉弟になるっていうことか?)

カツオ「あぁ多分ね。」

タマ(そうか・・・。なんつうか・・・その・・・・家庭って複雑なんだな・・・・。)

カツオ「まぁね・・・・。別に僕の考えがそのまま真実であっても姉さんは姉さんだよ。今までと変わらない。」

タマ(そうだよな・・・。)


74 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 21:50:11.67 ID:yuHWVVkM0
カツオ「・・・ふ〜っ・・・・・なんだか疲れたな・・・・。
    今日は姉さんのまずいご飯もおいしいおいしいって言って食べてやろうと思うんだ。
    まぁその前に縁側で昼寝でもしようかな・・・・。」

タマ(おっ、いいね〜。俺も付き合うぜ♪)

カツオ「・・・・ふぁ〜ぁあ・・・・・。じゃあ一緒に寝ようか。」

タマ(おう。)

ヒラッ

タマ(・・・ん?アルバムからなんか紙が落ちたぞ・・・・。
   古い新聞記事の切り抜きみたいだな・・・・。
   え〜と・・・なになに・・・・?
   
   『・・・・日に誘拐された女児の行方はいまだにわかっていない。
   なお、犯人との接触の際に負傷し病院に運ばれた女児の父親は、病院到着後間もなく死亡が確認された』
   
   ???・・・・・なんでこんな記事を・・・・・・???)

カツオ「お〜い、タマ〜!!!!置いてくぞ〜!!!!」

タマ(あっ、待つのだニャ〜♪)




ワカメが死体となって発見されたのはそれから数日後のことだった。


86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/10/10(金) 22:04:20.66 ID:418WdgpI0
ラノベ作家ってVIPPER?
文章のレベルがほとんど一緒に見える
ストーリー展開とか表現も・・・


92 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 22:28:13.45 ID:yuHWVVkM0
〜磯野家〜

サザエ「あぁ・・・どうしてワカメが・・・・・。」

マスオ「信じられないよ・・・・・。あの元気なワカメちゃんが・・・・」

波平「・・・・・・・・ワカメ・・・・・・・・・・。」

フネ「・・・・・・・・・・・・・」


タマ(・・・・・・なぁどういうことだよ?なんでワカメが死ななきゃいけなかったんだ・・・?)

カツオ「・・・・わからない・・・・・。」


93 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 22:31:00.23 ID:yuHWVVkM0
警察「ワカメちゃんは近所の河原沿いの道で発見されました。
   首にロープのようなもので絞められた跡があったことから殺されたとみて我々は捜査を行うつもりです」

波平「こ、殺された・・・・!!!?」

警察「えぇ・・・・。状況からしてみてもまず間違いないでしょう。」

波平「そんな・・・・。あんな小学生の子供が殺されるほどの恨みを買うなんて事があるはずがない!!!」

警察「そうでしょうね・・・。だとしたら通り魔にやられたのか・・・・・。
   いずれにせよ近所の方たちに話を聞いてみれば何かわかるかもしれません。
   それでは我々は捜査の方に戻りますので・・・。」

波平「あ・・・・・あぁ。ご苦労様です。」


94 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 22:37:33.37 ID:yuHWVVkM0
〜居間〜

フネ「もう・・・ワカメは戻ってこないんですね・・・。」

波平「あぁ・・・・ひどい話だ。一体誰が何の為に・・・。
   ・・・わしは許さん!!!何の罪もないワカメを殺したこの犯人を許すわけにはいかん!!!」

サザエ「父さん・・・・・・。」


97 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 22:45:19.04 ID:yuHWVVkM0
〜カツオ・ワカメの部屋〜

カツオ「・・・・・・・・・・。」

タマ(・・・・・・どんな考えごとしてるんだ?)

カツオ「・・・・・・別に・・・・・・。」

タマ(ワカメを殺した犯人について、だろ?)

カツオ「わかってるなら聞くなよ・・・・。」

タマ(・・・悪い。)

カツオ「・・・・・・・・タマはどう思う?どうしてワカメは殺されたんだと思う?」

タマ(さぁな・・・・。猫にはわかんねぇよ。)

カツオ「僕は・・・・・・この事件は父さんと母さんの結婚の事が関わっていると思うんだ・・・・・。」

タマ(・・・根拠は?)

カツオ「これと言って無いよ。ただ・・・・胸騒ぎがするんだ・・・。
    ・・・・・・・・タマ、行こう・・・・・。」

タマ(どこへ?)

カツオ「ワカメが殺された場所へ」


99 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 22:53:17.78 ID:yuHWVVkM0
〜河原沿いの道〜

タマ(ここみたいだな)

カツオ「あぁ。警察が捜査してるから中には入れそうにないけどね。」

タマ(・・・・殺風景な場所だな。土手を下りると河原があるだけで、周りに民家も無ければ人どおりだって少ない。)

カツオ「殺人にはうってつけってわけか・・・・。
    ・・・・・・・・そう言えばこの道では昔人が殺されたって話を中島から聞いたな〜・・・・。」

タマ(あん?それがどうしたっていうんだ?)

カツオ「・・・・・・・昔ここで起きた殺人とワカメが殺されたことと何か関係があるのかもしれない。
    調べてみよう、タマ。」

タマ(ん?まぁお前がやるってんなら付き合うぜ。)


100 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/10(金) 22:56:57.03 ID:jPwORLoEO
タマの声がなぜかニャンちゅうで脳内再生されるwwww


101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2008/10/10(金) 22:59:23.03 ID:c+zeqG5fO
>>100
台無しだなwww


102 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:00:31.57 ID:yuHWVVkM0
〜中島家〜

ピンポ〜ン♪

中島「は〜い・・・・・・って磯野じゃないか。そっちが大変な時にどうしたんだよ?
   俺に何か用か?」

カツオ「あっ・・・・いや、別にお前には何一つとして用は無いんだよ。今すぐ目の前から消えてもらっても差し支えない。
    今日はお前のおじいちゃんに聞きたいことがあって来たんだ。」

中島「俺のじいちゃんに?まぁいいや、あがれよ。」

タマ(おじゃましま〜す♪)


104 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:06:02.91 ID:yuHWVVkM0
〜中島家・祖父の部屋〜

中島祖父「おう、どうしたんじゃカツオ君?わしに用なんて珍しいじゃないか。」

カツオ「ちょっと聞きたいことがあって・・・・。
    ワカメが殺された河原沿いの道をご存知ですよね?」

中島祖父「ん・・・そりゃあまぁ近所じゃからの〜。」

カツオ「じゃあ昔あそこで起きた殺人事件の事も知ってるんですか?」

中島祖父「あぁ、あの事件かい・・・・。まぁ覚えとるよ。」

カツオ「詳しく教えて下さい。」


105 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:09:19.71 ID:yuHWVVkM0
中島祖父「ええとも。
      あれは確か27年前だったかのう・・・・。まだハイハイも出来ないような小さな女の子が誘拐されたんじゃよ。
      女の子の両親はそれはもう不安で不安でパニックになったそうじゃ。
      その日の夜、犯人から身代金を要求する電話がかかってきたそうじゃ。
      場所はあそこ、ワカメちゃんが殺されたあの道じゃ。」

カツオ「・・・・その犯人が身代金受け渡しの時に射殺でもされたんですか?」

中島祖父「いんや、殺されたのは女の子の父親じゃ。
      彼は取引が無事終わるよう、警察と一緒に物陰に隠れて見ている予定だった。
      じゃが犯人に抱えられた自分の子供を目の前にしていてもたってもいられなかったんじゃろうな。
      制止する警察の手を振りほどき丸腰で犯人に向かっていったそうじゃ。
      彼は死んだ。犯人が持っていたナイフで心臓を一突きじゃ・・・・・。
      痛々しい事件じゃったよ・・・・・。」

タマ(あれ?これって・・・・。)


106 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:12:03.61 ID:yuHWVVkM0
カツオ「誘拐された女の子が誰かはご存知ですか?」

中島祖父「ん〜・・・・・・・・・・すまんな〜。
      なにせわしも新聞や人づてで聞いた話だったりするからそこまでは知らんのじゃ。」

カツオ「・・・・犯人が誰かもですか?」

中島祖父「あぁ・・・・。じゃが知っている人は誰もおらんじゃろうな。
      この事件の腹立だしいところは犯人がまだ捕まっていないということもあるんじゃ。
      時効はとうの昔に成立。今頃犯人は悠々と普通の生活を送っていることじゃろうな・・・。」

カツオ「・・・・・・・・ありがとうございました。」


112 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:39:27.79 ID:yuHWVVkM0
〜帰り道〜

タマ(・・・・・・・・中島のジジィの話なんだけどよ〜・・・・。)

カツオ「どうしたタマ?なんか気になることでもあるのか?」

タマ(いや、どっかで聞いた話だな〜と思ったら、俺最近その誘拐事件の新聞記事を偶然読んでたんだよ。)

カツオ「本当か!?一体どこで見たんだよ!!!?」

タマ(数日前にお前と一緒に押し入れのアルバムを漁っただろ。その時だ。
  アルバムに挟まっていた古い新聞記事にその事件の事が書いてあったんだよ。)

カツオ「・・・ウチの押し入れに・・・・?なんで・・・・・・。」

タマ(さぁな・・・。わかんねょ。)

カツオ「・・・・調べよう、タマ。
    僕たちの家族の中に27年前の誘拐事件に直接的であれ間接的であれ関わっていた人間がいるはずだ。」

タマ(・・・わかった。)


113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/10(金) 23:44:08.07 ID:sdybm7H9O
サザエって何歳だっk……


114 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:45:25.27 ID:yuHWVVkM0
〜磯野家・客間の押し入れ〜

ガサゴソ・・・・

タマ(・・・・おっ、あったあった。これだよ。)

ペラッ

カツオ「ホント古い記事だな〜。27年前だからしょうがないか。
    ・・・・・・ふむふむ・・・・・・・・確かに中島のおじいちゃんが言ってた事件と同じみたいだな。」

タマ(だろ?)

カツオ「・・・・さぁ問題はここからだ。
    この記事をこうやってしまった人物は一体誰なのかって話になる。」

タマ(・・お、俺じゃねぇぞ!!!!!!!!!)

カツオ「・・・んなこと言ってないよ。
    この色褪せた記事の状態から見てもこの新聞がコピーなどではなく、当時の現物を切り抜いたものをそのまま取っておいたことは明らかだろう。
    そんな事ができる人物はもはや二人しかいないな。」

タマ(・・・波平とフネだな?)

カツオ「正解。二人のうちのどちらか、もしくは両方がこの事件に何らかの形で関わっている。
    そう考えてまず間違いない。」


116 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:48:55.01 ID:yuHWVVkM0
タマ(・・・・で?こっからどうする?
   というか過去の誘拐事件を解くよりもワカメが殺された現在の事件を考えるのが先決じゃないのか?)

カツオ「それはそうかもね。
    ・・・・僕はワカメが殺された事件の犯人は二通りの可能性があると踏んでいるんだ。」

タマ(話すがよい)

カツオ「まずは警察の人が言ったように通り魔の仕業という可能性だ。
    小学3年生の女の子が殺されるほどの恨みを買うなんて『例外』を除くと考えにくい。」

タマ(なるほどな。でも『例外』ってなんだ?どんな奴の事を言ってるんだ?)

カツオ「その『例外』こそがもう一つの可能性さ。それは家族だよ。
    友達間では殺害に至るほどの恨みが無くても、僕たち家族ならば可能性として無いとは言えない。
    本来生まれた子供を一番愛しているはずの親がその子供を虐待する、子供が親を殺す、どれもよく聞く話じゃないか。
    それに加えて僕たちの家族には誘拐事件の記事、父さんと母さんの不自然な結婚、何か裏がありそうな気がしてならない。」

タマ(俺たちの家族の中か・・・。考えたくないな。)

カツオ「考えたくないさ。だけど考えなきゃいけない。
    はっきり言う。僕は通り魔の仕業だなんて思っちゃいない。十中八九ワカメを殺した人間は僕たちの中にいる!!」


117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/10(金) 23:49:25.47 ID:WorOFpaQO
スレタイが良い


118 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:52:04.31 ID:yuHWVVkM0
〜波平・フネの部屋〜

波平「・・・う・・・・ううっ・・・・・・ワカメ・・・・・・(ポロポロ)」

フネ「お父さん・・・・・。」

波平「・・・母さん・・何でじゃ・・・・?なんでワカメが殺されなきゃならんのだ・・・?」

フネ「・・・・わかりません・・・・。」

波平「・・・・・ワカメ〜・・・・・・・・・。」


120 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:55:43.38 ID:yuHWVVkM0
〜カツオ・ワカメの部屋〜

カツオ「・・・・・・・・・・・・・・・・」

ガラガラ
サザエ「カツオ。今日の夕飯どこかでお弁当でも買ってこようかと思うんだけど何がいい?
     さすがにこんな日にはご飯を作る気にはなれなくて・・・・・。」

カツオ「そうだな〜・・・・・・・。
    いいよ、僕も行くよ。」


121 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/10(金) 23:57:18.19 ID:yuHWVVkM0
〜磯野家・玄関〜

サザエ「さぁ行くわよ・・・。」

カツオ「姉さんサイフ持った?」

サザエ「???持ってるわよ。どうして?」

カツオ「いや、いいんだ。オープニングの歌通りの展開になるんじゃないかと不安になったもんで。
    じゃあ行こう。」

サザエ「変な子。」


122 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:02:53.04 ID:KCfjPOl/0
〜商店街への道〜

サザエ「・・・・・・・・」(テクテク)

カツオ「・・・姉さん元気無いね。」

サザエ「あんたは元気出るの?」

カツオ「いや、まぁ出ないけど・・・・・・・・・・・・・・あれ?
    姉さん、商店街に行くにはこっちの道の方が近いよ?そっちだと遠回りに・・・・」

サザエ「・・・いいのよ。こっちで・・・・。」

カツオ「・・・あ・・・・・・・・そうか・・・・・こっちの道はワカメが殺された河原・・・・・。」


テクテクテク

サザエ「・・・・・・・あんな道二度と通りたくないわ・・・・・・。」


123 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/11(土) 00:04:39.82 ID:/mLZNlkEO
犯人はタラちゃん


124 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:09:04.49 ID:KCfjPOl/0
カツオ「・・・・・・・・姉さん、ちょっと聞いてもいいかな?」

サザエ「何よ改まって・・・・。」

カツオ「父さんと母さんの事だよ。あの二人が結婚したのは11年前。これは当たってるよね?
    これについては僕なりの確証もある。」

サザエ「・・・・・・えぇ、そうよ。よくわかったわね。まぁもっとも絶対的に秘密にしていたわけじゃないけど。」

カツオ「やっぱりね。父さんが母さんと結婚するまでは姉さんは父さんと暮らしていたんだよね?
    前のお母さんとはどうして離婚したの?」

サザエ「・・・離婚したわけじゃないみたいよ。私が生まれた時に死んじゃった・・・・。父さんからはそう言われてきたんだけど。
     だから私は自分の本当のお母さんの顔もわからないしどんな人かも知らないの・・・。」


126 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:11:35.12 ID:KCfjPOl/0
カツオ「そうだったんだ・・・・。以前ワカメも聞いていたことなんだけど、父さんと母さんはどういう経緯で結婚したの?」

サザエ「・・・・・・さぁ・・・・・。実際のところ二人がどういういきさつで出会って結婚したのかは知らないの・・・。
    でも父さんからのナンパだってことは二人も認めているわ。
    初デートだって父さんが浮かれてた事以外はあまり知らないの・・・。
    何度か家に母さんを連れてきてある日突然結婚するって言われただけだったわね・・・。」

カツオ「・・・・母さんはそれまで独身だったってこと?」

サザエ「それもわからないわ・・・。母さん、あまり昔のことは話したがらないから・・・。」

カツオ(・・・・これは・・・・・。もしかしたら・・・・・・・。)

店員「へいいらっしゃい!!!!」

サザエ「あっ、【遥かなるヒレカツ弁当】と【酸いも甘いも紅シャケ弁当】を3つずつくださる?」

カツオ「・・・・・どんな弁当だよ・・・・・。」


127 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:16:32.48 ID:KCfjPOl/0
〜磯野家・居間〜

波平「・・・・・・・・」(モグモグ)

フネ「・・・・・・・・」(モグモグ)

サザエ「・・・・・・・」(モグモグ)

マスオ「・・・・・・・・・」(モグモグ)

タラオ「・・・・・・・・」(モグモグ)

カツオ「・・・・・・・」(モグモグ)

タマ(・・・・・・・・暗い食卓だぜ・・・・・。)

カツオ「ごちそうさま・・・・・。」

カツオ「(ボソボソ)・・・・・タマ、ちょっといいか?」

タマ(ん?なんだ?)


128 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/11(土) 00:16:58.11 ID:s5yuOUNn0 BE:?-PLT(12122)
スレタイだけでもうおなかいっぱいです


129 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:21:05.55 ID:KCfjPOl/0
〜カツオ・ワカメの部屋〜

タマ(なんだよ?)

カツオ「頼みがある。父さんの部屋の押し入れに【わしのプライバシー】っていうふざけたタイトルの箱がある。
    その中のアルバムをこっそり取ってきてほしいんだ。」

タマ(へ?なんで俺が?)

カツオ「万が一にも家族にばれるとまずい。僕が取りに行くと目立つからね。
    まだ父さんは居間にいるはずだ。部屋に戻るまでに取ってきてほしい。」

タマ(お、おう・・・・。わかったぜ。)


131 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:24:13.67 ID:KCfjPOl/0
〜波平・フネの部屋〜

ガサゴソ・・・・
ガサゴソ・・

タマ(・・・・・・おっ!!これか!!)

ガラガラ
波平「誰じゃ!!!!?わしの押し入れを勝手に荒らす奴は!!!!!?」

タマ「(ビクッ)・・・・ニャ・・・・・・・ニャ〜♪」

波平「なんじゃタマか・・・。わしはトイレに行って来るぞい。あんまり悪さをするでないぞ。」

タマ「ニャ〜♪」


タマ(・・・・ったくビビらせやがってハゲが・・・・・・。
   よし、今のうちにこれを運ぶとするか。)


132 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:29:03.74 ID:KCfjPOl/0
〜カツオ・ワカメの部屋〜

タマ(・・ゼェゼェ・・・・・・持ってきたぜこんチクショー。)

カツオ「ご苦労だったな。褒美として僕がハグしてやるよ。」

タマ(それだけはやめてくれ。
   で?そのアルバムになんかあんのかよ。)

カツオ「1枚、見てもらいたい写真があるんだ。
    (ペラ・・・・・ペラ・・・・)え〜と・・・・・これだ。なぁタマ。この写真についてどう思う?」

タマ(ん?・・・・・・若い女と覆面被った奴の写真だな・・・・・。これがどうかしたのか?)

カツオ「いや、いい。姉さんに聞いてみるよ。その答え次第では全ての謎が解けるんだ。」


135 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:32:38.81 ID:KCfjPOl/0
〜台所〜
ジャージャージャー・・・・・

サザエ「・・・・・・・・・・・(ゴシゴシ)」

カツオ「姉さん。ちょっといいかな?」

サザエ「なによ。今日のあんたちょっとが多いわよ。」

カツオ「これが最後になるはずさ。この写真を見てほしいんだ。」

サザエ「ん?・・・・・・・・これは・・・・・・・。」

カツオ「姉さんの口から聞きたい。この女の人は母さんの若い頃だよね?」

サザエ「・・・だから私は母さんの若い頃は知らないのよ・・・・。」

カツオ「いや、姉さんならきっとわかる。」


137 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:34:15.80 ID:KCfjPOl/0
サザエ「・・・・・・多分母さんの若いころの写真に間違いないわ。でもこの写真どうしたの?それに向かい合ってる覆面の人は誰なのよ?」

カツオ「別になんでもないよ。ちょっとアルバムを見てたら入ってて、誰なのか気になったもんでね。
    それじゃあおやすみ。」

サザエ「え、えぇ・・・・・おやすみ。」


〜カツオ・ワカメの部屋〜

タマ(どうだった?)

カツオ「思った通りだったよ・・・・・。」

タマ(これからどうするんだ?)

カツオ「・・・・・・・・」


138 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:38:05.65 ID:KCfjPOl/0
ー翌日ー

波平「・・・・・・・ふぅ・・・・・・一日経っても悲しみは薄れないもんだな・・・・・・。」

サザエ「ホントね・・・・。」

マスオ「仕事も行く気がしませんね。」

タラオ「ママ達元気無いです。僕も無いです。」

フネ「・・・・・・・・・・・・・・ハァ・・・・・・」


カツオ「・・・・・・・・・・・・・」
タマ(・・・・・・・・・・・・・・・・)


145 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:52:12.59 ID:KCfjPOl/0
〜玄関〜

ガラガラッ
警察「すいません。誰かおられますか〜?」

サザエ「は〜い。・・・・・・あっ、昨日のおまわりさん。」

警察「えぇ。二日も続けておじゃましてすいません。
   今日は重要な用件があり来ました。」

サザエ「・・・なんでしょうか?」

警察「磯野フネさんを殺人の容疑で署に連行しに参りました。」


149 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 00:58:17.86 ID:KCfjPOl/0
サザエ「え・・・・!!!!ちょ、ちょっと待って下さい!!!!!
     なんで母さんが!!!!!?」

警察「昨夜、ある人から今回の事件についての話を聞きましてね。
   その話に基づいて捜査した結果、詳しく署の方でフネさん本人から話を聞くべきだという結論に至りました。
   フネさんはおられますか?」
ドタドタッドタドタッ!!

サザエ「ちょ・・・・やめてください!!!!」

波平「なんだ貴様らは!!!?」

サザエ「父さん、なんとかして!!!!」

フネ「サザエ、およしなさい・・・・・。」

サザエ「母さん・・・・・!!!!」

フネ「警察の方、私に話があるんでしょう?」

警察「えぇ。署の方に来ていただけるとありがたいのですが。」

フネ「・・・・・・・わかりました。」


156 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:04:16.38 ID:KCfjPOl/0
〜磯野家前〜

サザエ「母さん・・・・・・・・。」

フネ「そんな顔はおよしなさい。」

サザエ「だって・・・・・・・。」

フネ「もう私がこの家の敷居をまたぐこともありません。」

サザエ「・・・母・・・さん・・・・?」

フネ「さよならサザエ・・・・・」

ドガッ!!!
警察「グハッ!!!」

フネ「・・・・・・・・・」(ダッダッダッ!!!!!)



警察「待て!!!!!!!
    (無線に向かって)よ、容疑者が警官の銃を奪って逃走!!!!」


158 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:08:40.66 ID:KCfjPOl/0
ダッダッダッ!!!
サザエ「母さん・・・!!!!待って!!!!なんで・・・・!!!!?」

波平「母さん!!!!」

フネ「・・・・・ハァハァ・・・・・・・」

ダッダッダッ!!!!


159 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:12:08.72 ID:KCfjPOl/0
〜河原沿いの道〜

ダッダッダッダッ!!!

サザエ「・・・ハァハァハァハァ・・・・・!!!!
     母さんどこまで逃げるのよ!!!?」

波平「待つんじゃ母さん・・・!!!!!逃げてなんになる!!!?」

フネ「・・・・・ハァハァハァ・・・・・・・・・お父さん、この道を覚えていらっしゃいますか・・・・?」

波平「・・・フーフー・・・・・なんじゃ急に・・・?」

フネ「忘れたとは言わせません。なにせここはあなたが私の夫を目の前で殺した場所ですから。」

波平「・・・・!!!!!!
   母さん・・・・・・あんたはまさか・・・!!!!!!」


161 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/11(土) 01:13:47.99 ID:3LDkmX/uO
そろそろパンツ履くか・・・


162 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:14:55.81 ID:KCfjPOl/0
>>161
脱いでたのかよ・・・。


163 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:17:06.97 ID:KCfjPOl/0
フネ「思い出しましたか?27年前、あなたと私はここで出会いました。
   誘拐犯と誘拐された子どもの母親として。」

波平「・・・・あ・・・・・・あぁ・・・・・・。」

フネ「我が子が誘拐され、私は目の前が真っ暗になりました。なんとしてでも子どもを取り返したい・・・・・それだけでした。
   いろんな人に頭を下げお金を工面して身代金の300万円を作りました。
   『これで我が子が無事に帰ってくる!!!』そう思ってました。
   でも取引場所のここで・・・・・夫は目の前で殺され、子供はあなたに連れ去られました。」

波平「うぅ・・・・・・・。」


166 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:22:19.26 ID:KCfjPOl/0
フネ「あの日、私の全てが奪われました・・・。夫も子供も・・・・・。
   名前も知らず、面識もなく、恨まれるような筋合いは何一つないあなたのような人間に・・・!!!!」

波平「・・・・す、すまんかった!!!!あの時のわしは金に困っとったんじゃ・・・・」

フネ「聞きたくありません。
   あなたの勝手な行いで私の人生はなにもかもが狂いました。
   悲しみに押し潰されそうになり自殺を図った事も幾度となくありました。
   自分の中の何かをごまかし続けながら生きていた15年後のある日、あなたは再び私の前に現れましたね・・・・」

波平「・・・・・知らなかったんじゃ・・・・・。まさかあの時の母親だったとは・・・・・。」

フネ「私はあなたの声を聞いてすぐわかりました。と同時に忘れたかった忌まわしい過去も蘇りました。
   あなたは歯の浮くような口説き文句で私にアプローチしてきましたね。そんなあなたの言葉を受けながら、
   『私がこんなに苦しんできたのにこの男はなぜのうのうと生きているの!!?』
   『私の顔も覚えていない。この男にとってあの出来事なんてとっくの昔に忘れたただの過去でしかないの!!?』
   私は怒りを抑えるので必死でした。」

サザエ「母さん・・・・・。」


176 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:31:03.76 ID:KCfjPOl/0
フネ「あぁこの男に今までの恨みつらみを全てぶちまけて目の前で死んでやればいい、そう思いながらあなたの家を訪れました。
   そこにはサザエ・・・・・・・夢にまで見た愛する我が子がいました・・・・・。
   その家でのお父さんとサザエはまるで本物の親子のように仲が良く・・・・・それが私にはたまらなく苦痛でした。
   私の幸せを奪った人間が私の幸せと何不自由なく暮らしている・・・心の底から湧きあがる憎悪をなだめ続け、私はあなたと結婚しました。」

サザエ「・・・・母さんが・・・・私の本当の・・・・・・・。
     でもどうしてなの!!?父さんが憎いだけなのにどうしてワカメまで!!!」



「父さんとの間に出来た子供だったからでしょ?」



サザエ「・・・・・・カツオ!?」


181 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:37:27.96 ID:KCfjPOl/0
カツオ「ワカメを殺したのは父さんに自分と同じような苦しみを味あわせるためでしょ?
    夫と子供を一度に失った自分、でも父さんは自分が殺す時に受ける一瞬の痛みだけ。
    これじゃぁあまりにも不公平だ。
    そう考えた母さんはワカエを殺すことで、父さんも過去の自分と同じように大切な人を失う苦しみを与えたかったんだよ。」

フネ「・・・・その通りですよ・・・・・。ワカメは私の大切な子供です・・・。
   でもそう思う度に私は苦悩しましたよ。『あぁ・・・この子は所詮あの殺人者との子供なんだ・・・』って・・・・。
   昨日・・・・ワカメの背後から首にロープを回し、腕に力を入れた時も私の頭の中は悲しみでいっぱいでした。」

カツオ「ワカメに短いスカートしか買ってこなかったのも仕返しの一つだったんでしょ?」

フネ「そう・・・・・・・・。父さんとの間に出来た子どもなんかあれを穿いて周りの人間に笑われればいいのよ・・・・・。
   カツオ、実を言うとあなたも殺すつもりでいましたよ・・・。でもあなたはサザエにいつも怒られていたから・・・・。
   私と夫の分身であるサザエに毎日のように叱られていたから、どこか心の中で許してしまっていたのかもしれません・・・。」

カツオ「母さん・・・・・。」


185 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:42:06.93 ID:KCfjPOl/0
フネ「カツオ、どうやら全部あなたは知ってたようですね。
   警察に私の事を話したのもあなたなのね?」

カツオ「そうだよ・・・。
    父さんの押し入れにあった覆面の男と母さんが写っている写真を見て全てが繋がったよ。
    あれこそが27年前にここで行った取引の瞬間をおさめた写真だったんだね・・・。撮ったのは恐らく警察。」

フネ「その通りですよ。まぁ今となっては今さらですけどね・・・。」

サザエ「母さん・・・・・・・・・・。」

フネ「・・・今まですまなかったね・・・・サザエ。
でももうこれで終わり・・・・・・」

カチャ

波平「!!!!!!!!」


193 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:54:31.85 ID:KCfjPOl/0
波平「・・・・なっ・・・・!!!!母さん!!!
   銃を下ろしてくれ!!!頼む!!!この通りだ!!!」(・・・スタッ!!)

フネ「今さら土下座ですか・・・!!?私の今までの人生は頭一つ下げるだけで許されてしまうような、そんなものだったんですか!!!?
   許せるわけがありません!!!あなたは死ぬの・・・・ここで今すぐ!!!」

ドン!!!!!!!!

波平「グハッ!!!!!!・・・・・・・・・・・うぅ・・・・・・・・(ポタポタ・・・・・)」

サザエ「父さん!!!!!!!!」


196 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 01:58:52.24 ID:KCfjPOl/0
フネ「父さん・・・・!!!?やめなさいサザエ!!!!
   そこにいる男はあなたの父親でもなんでもないの!!!!
   あなたの本当の父親を殺したクズなのよ!!!!!」

カツオ「母さん!!!!やめるんだ!!!!!」

フネ「・・・もとよりこれ以上危害を加えるつもりはありませんよ・・・・。
  最後に・・・・・・・・・・」

カチャ

フネ「私の番です・・・・・」


カツオ「母さん!!!!!!!!!!」


        

         ドン!!!!!!

・・・・・・・・・・・・ドタッ・・・・・・・・・・・・・・・・・




サザエ「・・・・母さん・・・・?
     いや・・・・・・・。
     いや〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


197 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/11(土) 01:59:52.94 ID:AQNRwZb8O
面白いけどなんか違和感を感じる文章だな


199 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 02:06:00.36 ID:KCfjPOl/0
ー1ヶ月後ー
〜磯野家・縁側〜

・・・・チュンチュンチュン・・・・・

タマ(うるせぇスズメだぜ。焼いて食っちまうぞ。)

カツオ「・・・・なぁタマ・・・・・・。」

タマ(なんだよ。)

カツオ「僕のしたことは間違いだったんだろうか・・・・?」

タマ(・・・・警察に言ったことか?)

カツオ「あぁ。僕が言わなければ父さんも母さんも死なずに済んだかもしれないのに・・・・。」

タマ(どっちにしろもうワカメは死んでいたんだ。)

カツオ「・・・・・あぁ・・・・。」


201 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 02:08:47.05 ID:KCfjPOl/0
タマ(お前ら家族は全員で一つだ)

カツオ「・・・・・あぁ・・・・。」

タマ(誰かが欠けようともお前らは家族としてあり続けなければいけない)

カツオ「・・・・・あぁ・・・・。」

タマ(後悔なんかするな。だったら死んだ奴の分だけ、お前は道を踏み外さず真っ当に生きればいい。)

カツオ「・・・・・あぁ・・・・そうだな・・・・・・。」


203 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 02:12:31.99 ID:KCfjPOl/0
ポカポカ
タマ(・・・・・・・こんなに日当たりがいいと眠くなっちまうぜ・・・・)

カツオ「・・・・・一緒に昼寝でもするか?」

タマ(・・・・あぁ、いいぜ。)

カツオ「眠ろうタマ・・・・・・。
    なんだか今は何もかも忘れて眠り続けたい気分なんだ・・・・・・・。」

タマ(・・・・・あぁ・・・・・・おやすみ・・・・・・・。)

・・・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・



〜fin〜


204 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/11(土) 02:12:39.10 ID:oauufRwIO
泣いた


206 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/11(土) 02:14:19.39 ID:+PmkN7/80
ラストがネロとパトラッシュに見えたw



207 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/11(土) 02:18:35.70 ID:SJZlw6nTO
あ〜超おもしろかったし(はぁと)


208 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/11(土) 02:20:22.92 ID:dST516S6O


前のも面白かったけど今回のが好きかも。タマ大好きだ


215 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/11(土) 02:23:45.83 ID:nluCHiCzO
脳内でいつものエンディング曲を再生しながら余韻に浸ってしまったwwww


>>1乙!


216 1 ◆A2rpxnFQ.g 2008/10/11(土) 02:24:08.55 ID:KCfjPOl/0
これで終わりです。
どうにも自分の作る話は中盤から重苦しくなってしまうんだけどまぁ良しとします。
なんか改めて、1000までスレが伸びるような創作物語ってすごいんだな〜と思いましたわ。
それなりに長めに作った今回の話でも200ちょっとのレスですしね。





コメント

    ・・・・え、あ、うん

    熱々の冷ややっこで吹いたwくそwww

    >>86が痛すぎてなんとも

    最初の方のやりとりが面白いw

    タマが若本ボイスで再生されたわw

    なかなか面白かった。乙。

    タマのイメージが白い全身タイツを着て頭にネコミミカチューシャをつけた厳ついおっさんで固定されてたから困る

    表現がいちいち面白かったなw

    スレタイからは想像もできなかったような鬱展開だ…

    >>1
    側頭部の髪ならおk

    マ、マスオ……?

    キャラのセリフから作者のセンスが滲み出てるな

    序盤おもしろすぎ
    終盤欝すぎ

    タマの声はギロロで

    良質なラノベを読み終えた気分だよ、楽しかった。

    >39歳のおばさんとHするなんておかしい
    カツヲは全く分かってない

    この作者が作る話は終盤はいつも鬱展開だな。

    昨日の夜にこの作者の新作が投下されてたんだが、そのまとめをお願いします。

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